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2008.05.23

『長靴をはいた猫』

シャルル・ペローの童話です。
何故突然シャルル・ペローなのか。
それは翻訳者が澁澤龍彦だったからです。

この本を読む直前『功名が辻』の1巻を読了しまして、当然のことながら2巻を図書館へ借りに行ったんです。
が、コンピューター上にはあるはずなのに文庫棚にはなく、仕方なく予約して他の本を借りることにしたんですね。そこで目に止まったのがこの本。
『長靴をはいた猫』シャルル・ペロー作 澁澤龍彦訳表紙を含めすべての挿絵を片山健さんが描かれていて、文庫ながらも立派な絵本を読んでいる気分になります。

収録作品は表題作の他「赤頭巾ちゃん」「仙女たち」「サンドリヨンあるいは小さなガラスの上靴」「捲き毛のリケ」「眠れる森の美女」「青髯」「親指太郎」「驢馬の皮」。
童話を読んだのはすごく久しぶりで、話を忘れているのもチラホラ。読み進んで行くうちに思い出して来たりするんですが、結構新鮮な気持ちで読めました。
澁澤龍彦の文章を初めて読んだのですが、訳文は読みやすかったです。
多分子供も読めるようにだと思うのですが、漢字も少なかったですし。
魔女を仙女と訳すのが面白いですね。

訳者あとがきで「赤頭巾ちゃん」や「眠れる森の美女」の中に女性の性的な暗示を読み取れる、と書かれていましたが、そこまで深読みするべきものなのだろうかと思ってしまったりもします。
まぁ赤頭巾ちゃんがおばあさんの家に着いた後、おばあさんに化けた狼の指示でベッドに入り込む時に服を脱ぐ理由が判らないと言えば判りませんが

外国文学は、読みやすさが訳者によって左右されると思いますが、これは読みやすくて良いです。
片山健氏のイラストがエロティックな感じなのもまた宜し

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