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2008.05.29

『世界悪女物語』

澁澤龍彦の本、2冊目です。
澁澤が選んだ悪女12人についての紹介なので、割と気楽に読めます。

『世界悪女物語』河出文庫一口に「悪女」と言っても定義はひとそれぞれなのでしょうが、おそらくここに描かれている悪女12人は、澁澤自身が愛すべき悪女なのだと思います。
ものすごい殺戮マシーンのような女性もいますが、意外と「どの辺が悪女?」と思わせる女性も多いです。
また、歴史上の人物ばかりなので、研究者によってその人物への見方・評価は違うと思いますし、尾ひれが付いた話もあるのかも…、とは思いますね。
でもそういう面を差し引いたとしても、面白い作品集です。

この本を読むと、近世までは歴史の中心舞台に立った人物は毒薬の恐怖に常に晒されていたんだなー、と気の毒になります。
そして、歴史に興味が湧いてきます。
この本をきっかけに、興味が色々な方面に行きそうで、そういう意味で非常に刺激を与えてくれる本だと思います。

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