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2006.05.15

『未来(あした)のおもいで』

引き続き、梶尾真治さんの本を読みました。
『ヤミナベ・ポリスのミイラ男』を買う際に本屋に並んでいたので、梶尾ファンを自負する私としては買っておかねば、と迷わず購入。

『未来のおもいで』『ヤミナベ・ポリスのミイラ男』を読んだ直後に読む作品じゃないですね(^^;)。せめて順番を逆にするべきでした。(いや、清々しい読後感を壊さないためにはこの順序で良いのか?)

梶尾さんお得意の時間SFです。当然リリシズムっ!
偶然白鳥山で出会った滝水浩一(たきみずこういち)と沙穂流(さほる)は、実は27年もの時を隔てた者同士だった、という切ない設定で物語は進行して行きます。
物語の舞台である2006年(偶然にも今年ですね)は既に通信手段としては電子化が進んでいる訳ですが、27年後はもっと進んでいる訳です。
それにも関わらず、二人のやりとりが「手紙」という古典的な手段であるのが、またなんとも抒情的。
書簡小説という訳ではありませんが、二人の手紙のやり取りが切なく、微笑ましく、ときめきがありあます。

ラストは予想できてしまったのですが(^^;)、気持ちの良い読後感を味わいたい方にはお薦めです。

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