『少女コレクション序説』
タイトルに惹かれました。
もちろん澁澤龍彦です。
澁澤が娘としてかわいがっていた、四谷シモン作の少女人形が表紙と口絵を飾り、アヤシさ満点ですがその通りです![]()
なんたってエロティシズムに関してのエッセイ集ですから。
この本のための書き下ろしではなく、刊行済みの単行本からのセレクトエッセイ集のため、表題の「少女」というモチーフにのみ言及している訳ではないです。
それでも初出年が昭和39年から56年というから、ビックリです。全然文章が古びていません。
エッセイの中に既読の「驢馬の皮」のことや『世界悪女物語』で取り上げられた人物が出てくることも多く、その他ベルメールやピアズリーなど基本的知識として必要な人物・事柄が多いです。
つまり、全くヨーロッパ文化(文学・歴史を含む)に興味のない人がいきなり読んでも、本当の面白さは判りにくいのかな、と思います。
少なくとも耽美が好きじゃないとね。(でも澁澤を読む時点で既に耽美好きだよね
)
私は昔から近親相姦というモチーフが好きなので
、このエッセイ集の中でも「インセスト、わがユートピア」と「近親相姦、鏡の中の千年王国」の2編が面白かったです。
近親相姦と同性愛が絡まった三角関係って、昔のヨーロッパはすごい世界です![]()
閑話休題。
このエッセイ集の最後の「マンドラゴラについて」ですが、内容としては非常に興味深い、面白いものなのですが、このエッセイ集の中では少々異質に感じました。
マンドラゴラと聞いて思い浮かんだのは「のだめカンタービレ」で出てきたミュライユの「ラ・マンドラゴール」。オクレール先生が植物のかたちをしていたのは、まさにマンドラゴラだったんですね。
思わぬところで思わぬモチーフがつながっていくと感動します。
…こうして役に立たない知識がまた増えていくのね…![]()
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司馬遼太郎氏の作品は『竜馬がゆく』に次いで2つ目の読了です。





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